学生A。

読書が大好きな大学二年。

相関図がややこしめ「危険なビーナス」(東野圭吾)あらすじ、感想。※ネタバレあり

こんばんは。ロウです。

 

東野圭吾さんの「危険なビーナス」読み終わりました。。

 

あらすじはコチラ。。。

東野圭吾ナビサイト|危険なビーナスのあらすじ

 

※ネタバレあり

 

最近、「恋のゴンドラ」とか短編だと「素敵な日本人」を読んでいたですが、一年位前に出た「危険なビーナス」も気になっていたんです。

 

感想的には、「ひたすらややこしい。でもそのギリ許せるややこしさを物語のラストまでに全てすっきりさせてくれる東野さん、最高。」

 

て感じですかね笑。

 

なんといっても人間関係が非常に複雑な小説です。読みながらいちいち主人公との関係確認しながら読んでいました。

東野圭吾「危険なビーナス」|applejamな休日

この家系図にはだいぶ助けられました笑。

 

 

明人が失踪した原因をその新妻である楓と捜索するなかで、伯郎は楓の魅力に引き込まれていってしまった伯郎が印象的でした。楓の蛇の指輪を見て、「蛇はオス2体とメス1体が同時に交尾する」なんていう想像してみたり。楓が診療所を訪ねてきたラストシーンはどういう意味だったのでしょうか。僕としてはいい意味にとらえたいですね。

 

①楓の魅力。

 

読みながら「楓魅力的だなー。」と思いながら読んでいました。そして、明人の捜索の中で楓の魅力に引き込まれてしまった伯郎が印象的でしたね。蛇の交尾の想像とか、勇磨に寝取られないか心配したり。最終的に彼女は警察官で、「すべて演技だった」と言われてしまいましたが、楓が動物病院に訪ねてきたシーンをみるに、あの後二人の関係は発展したのでしょうか。明人との関係がなかったと判明した今、伯郎はどのような行動に出るのでしょうかね笑。僕としては最後のシーンは好意的にとらえたいですね。

 

②「寛恕の鋼」のミステリアス性。

 

数学というものは非常にミステリアスだと思います。未だに人間が踏み込めない領域があると思いますし、今回も話題となった、素数もその一つですよね。伯郎の父・一清が書いた「ウラムの螺旋」が関係している「寛恕の鋼」は物語の中で異彩を放つ存在で、非常に興味をそそられました。このようなミステリアス要素を物語の中にふんだんに持ってくる東野さんのこういうところ、好きです。

ウラムの螺旋 - Wikipedia

 

③伯郎の複雑すぎる人間関係。

 

家系図を見るとわかるように、伯郎が大人の時の人間関係も非常に複雑ですが、伯郎の人間関係は幼少時代から非常に複雑でした。父・一清の死後、母・禎子は矢神康治という赤の他人と再婚し、伯郎にとっての「父」となりました。まだ小さかった伯郎にとっては生き残った母が新しい父と仲良くなり、明人が生まれてからは愛情がそちらに傾いてしまったりということは酷なことだったでしょう。苗字をいかに名乗るかという悩みからも伺えたように、自分とはなんなのだろうという伯郎の葛藤というものも印象に残ったポイントです。この小説では一貫して人間関係に振り回される伯郎が細かく描写されていたかな、と思います。

 

本当に面白く、ワクワクする小説でした。これからも東野さんの小説はチェックしていきたいと思います。

 

では。