学生A。

読書が大好きな大学二年。

「影響力の武器」が私生活において強力すぎる。その五。

こんばんは。ロウです。

 

今回は五つ目の武器「権威」について考察していきたいと思います。

 

人は「権威」に服従する傾向があり、その「権威」の大きさが大きければ大きいほど、自分の意思による決定ができなくなります。

 

この原理を証明するために、ある実験が行われました。実験を行ったのはミルグラムというアメリカの心理学者です。ミルグラム実験と呼ばれています。

 

実験内容は以下の通りです。登場人物は三種類です。

 

1.「教授」は実験対象を、2.学習者役、3. 教師役に分けます。教師役は被験者ですが、これに対して「教授」と学習者役はサクラで、この存在を被験者である教師役は知らされていません。つまり、教師役は学習者も被験者だと思っている、ということです。

 

被験者である教師役は、教授の指示によって学習者役に対して問題を出します。 もしも学習者が問題を間違えれば、教授の指示で教師役は電気椅子に座らされた学習者に対し、電気ショックを与えます。これをエンドレスに継続し、間違える数が増えれば増えるほど、電圧は強くなり、最大電圧は450Vで、人が死んでしまう可能性があります。

 

学習者は問題を意図的に間違え、最初は余裕にふるまっていた電気ショックに対して、徐々に苦しみ始めます。しかしながら、非人道的なことに、サクラである「教授」は電気ショックを与え続けるように指示します。

 

被験者である教師役はこう思うでしょう。「このまま実験に関わっていれば、権威ある教授の指示とはいえ、殺人に関与してしまうことになるのではないか。。。」と。

 

ここでポイントなのが、実際に電気が流れていない、ということです笑。サクラである学習者は演技をしているということですね。

 

これ、最後までレバーを引いて、450Vまでショックを与え続けた被験者の割合、どのくらいだと思いますか?

 

実際にプロである心理学者の予想は0.1パーセント以下でした。1000人に1人も引かないとの予想だったんですが、実際はなんと65パーセントもの被験者が最後までレバーを引きました。650倍のギャップがあったんですね笑。

 

このような実験は、人間は、特定の「権威」の圧力がある、という状況下であれば、高い確率で殺人レベルのヤバいことに関与することもいとわなくなってしまう、ということを証明しました。

 

人は「権威」に服従することで、自分の意思をコントロールできなくなってしまいます。「権威」と接する場合は本当に気を付けないといけませんね笑。

 

今回は実験内容多めでしたが、いかがだったでしょうか。

 

明日は最終回、「希少性」です。

 

では。